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結婚に至るための第一関門~お見合いのマナー解説編~

更新日:2023年1月29日


 宮城県仙台市の結婚相談所ラビング代表宮本昌俊です。今回はお見合い時とその前後のマナーについてご説明いたします。上の「お見合いのマナー」の画像をご覧ください。これは実際に会員様に入会時にお渡ししているものです。  お見合いのマナーとして書かれている内容を上から順に取り上げながら詳しく解説していこうと思います。重複する所もありますが、そこは重要なので、しっかりと読み進んでいただきたいと思います。 ◆服装については、男性はスーツにネクタイを着用。女性はTPOを心得て、失礼にならないように配慮しましょう。  解説:お相手に対し失礼にならないように、社会人として恥ずかしくない服装と身だしなみでお見合いに臨むのは言うまでもなく当たり前ですよね。  いくら上等なスーツを着ていても髪がボサボサだったり、爪が伸びて黒く見えるようではいけません。整髪をし、爪のお手入れをしておきましょう。トイレから出てきて洗った手が十分に乾いていなかったり(洗わないことがないように)、水滴が付いていたりするのをお相手に見られることがないように、また、お見合い中に飲み物をこぼす場合などもありますので、ポケットティッシュとハンカチも忘れずに持ちましょう。あなたの仕草の一つひとつが、お見合い相手に見られていることを肝に銘じましょう。 ◆「ネットクラブ」に掲載されているお相手のプロフィールを心得ておき、共通の話題に触れられるように準備しておきましょう。  解説:事前にお相手のプロフィールに目を通し、最後まで集中力を絶やさず前向きな姿勢で、お相手に対して、『私は、あなたに関心があります。』という気持ちを表す必要があります。わざわざ遠方から、この日のために時間を割いて来てくれた相手に対し無関心な態度をとるのは大変失礼になります。  お見合い時間は、大体1時間30分ほどを予定しているので、予め、話す内容を決めていれば話題に詰まる心配もないでしょう。  そういう意味で、後から自分で書き加えることができる追加のプロフィールをもれなく記載しておくのも大切です。これは、自分をお見合い相手としてふさわしい人物であると相手に的確に判断してもらうためのより多くの情報の提示という目的の他に、お見合い時に相手の方から自分を知ってもらうための質問をしてもらうための話しの糸口を与えるための話題の提供という意味もあるのです。  結構、1時間30分って長いですから、その間、話しが途切れないように丁度良い間を取りながら話しを続けるというのも大変です。その為にもお相手のプロフィールを事前に把握し、自分の追加プロフィールもちゃんと記入していると後あと役に立つと思います。 ◆指定場所には、余裕をもって定刻の10分前には到着するようにしましょう。  解説:これも説明をする理由がないと思いますが、お見合いの時に、お見合い場所に正当な理由もなく遅れるのは厳禁です。あなたに対する不信の原因になります。遅れるやむを得ない理由がある場合には、お見合い開始時間前に遅れる旨を電話やSMSで立ち合いの担当者まで伝えて下さい。当日、何があるか分かりません。途上での事件・事故等の渋滞、公共交通機関の遅れに巻き込まれることもあるので、十分に余裕をもってお見合い場所に向かいましょう。  次は、『お見合いの時に』心得ておかなければならない事柄をご説明いたします。 ◆第一印象が大切です。挨拶は丁寧かつ爽やかにしましょう。  解説:アメリカUCLA大学の心理学者アルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念によると、人の行動が他人にどの様に影響を及ぼすかという割合は、話しの内容などの言語情報が7%、声のトーン・速さ・大きさ・口調などの聴覚情報が38%、見た目・表情・しぐさ・視線などの視覚情報が55%の割合になるとのことです。これが「メラビアンの法則」と言われるものです。  それが、いつの間にか独り歩きをして「見た目が一番重要」などと世間で実しやかに言われるようになったのでした。  実際、第一印象は大事です。第一印象は「最初の10秒以内に決まってしまう」と言われています。  「こんにちは」「はじめまして」「よろしくお願いします」と初対面で挨拶を交わす間に、脳はその人の印象を決めてしまいます。  「明るい」「暗い」「爽やか」「不潔」「優しい」「合わない」といった第一印象は、あとから覆すことができないほど、しつこく心に留まって、その後の人間関係を大きく左右することになります。心理学では、このことを『初頭効果』と呼んでいるそうです。  従って、ここで重要になってくるのがメラビアンの法則で相手に与える聴覚情報と視覚情報なのです。清潔感、表情、声のトーンといった特に大切なポイントに気を付けて第一印象をより良いものとしなければなりません。  チャンスは1回10秒です。「二度目」はありません。第一印象が良いものになるように万全の準備と全神経を最初の出会い頭に集中しましょう。 ◆携帯電話は、電源を切るかマナーモードにしましょう。  解説:大事なお見合いの最中に携帯が鳴ったらムードが壊れて興ざめしてしまいます。集中力もそがれてしまいます。お相手にも失礼ですので、忘れることなく携帯が鳴らないようにしておきましょう。 ◆お見合いの成功の秘訣は、終始にこやかに明るくハキハキとした会話を心掛けることにあります。  解説:ここでも重要になってくるのがメラビアンの法則です。相手に与える聴覚情報と視覚情報です。明るく朗らかでメリハリのある話し方は、好感が持たれること間違いなしです。 ◆お相手の外観だけに囚われるのではなく、中身を重視しましょう。特に人間性を見て、良い面を見つけられるように努力しましょう。  解説:メラビアンの法則では、話しの内容などの言語情報が相手に与える影響の割合は7%でしたが、お見合いは結婚相手を決める大事な場ですので、お人柄を判断することになる話しの内容などの言語情報が全く意味をなさないという訳ではありません。こと結婚にかかわる事柄などで、あまり堅苦しくならないように心がけながらも、より人間性を重視した話題をお互いにしてみるのも良いのではないでしょうか。意外な一面を垣間見ることができるかもしれません。 ◆過去のお見合いの回数や断った事情などを話題にするのは感じの良いものではありません。お互いに触れないようにしましょう。  解説:過去にこれだけの人とお見合いをしたなどと、その人物像や多寡を語るのは自慢話にもなりません。逆に、品性を疑われてしまいますので過去のお見合い話はしないようにしましょう。

◆出会いの結果、フィーリングが合わない場合でも、お相手の人格を尊重し失礼にならないように最後まで誠実に対応しましょう。  解説:たとえ、お見合い中に何らかの理由で交際しないことを決めたとしても最後までしっかりと相手のことを思い、わざわざ来てくれたお相手を気遣い感謝しつつ誠意ある態度を取り続けるのは、あなたのやさしさの表現です。お相手がお見合いの最中にあなたと交際しないことを決める逆の立場もありえますので、もし、お見合いの最中にいきなり全く関心のない素振りをされたら、あなたはいい気持ちではいられなくなるはずです。そういうことも考えて、お互いに最後まで気持ち良くいられるような言動をしましょう。 ◆名刺等の身元の分かるもの、電話番号、メールアドレス等の交換は禁止です。  解説:交際が成立した場合には、担当者を介して後日に電話番号とメールアドレスの交換が行われます。担当者を介さずに密かに交際をするのは、トラブルが発生する原因になります。交際上のトラブルを避けるためにも担当者を介した交際をしましょう。  次は、『お見合いの後に』心得ておかなければならない事柄をご説明いたします。 ◆お見合いの結果報告は、当日または翌日の午前中までに登録している結婚相談所にしましょう。  解説:お見合い後の交際をするのか、しないのかというお相手の気持ちは、特に自分が交際希望の場合には早く聞きたいものです。交際希望なら直ぐに登録している結婚相談所に伝えましょう。逆に自分に交際をする意思がないのなら、変にもったいぶらずにその意思表示を長引かせることなく速やかにお相手に知らせるように努めるのが思いやりというものです。 ◆交際の申し込み、お断りは担当者がします。  解説:担当者が間に入るので、交際のお断りをしたからといってお見合い相手とトラブルになるようなことはございません。お見合い相手に気兼ねすることなく安心して交際の有無を判断することができます。これも仲人型結婚相談所だからこそできることです。 ◆お見合いの結果、双方が交際希望であれば担当者を介して後日に電話番号とメールアドレスの交換を行います。  解説:フルネームと電話番号とメールアドレスが、それぞれ登録している結婚相談所の担当者を介して早々にお互いに知らされることになります。 ◆交際に入る時は、担当者を介して初回の電話をかける日時を調整します。  解説:それぞれ仕事を持ち忙しいことから電話を掛けるのを忘れた、なかなか最初の電話を掛ける勇気が湧かず掛けそびれたということにならないように、お二人の気持ちが高まっていて将来への希望があふれている時期を逸しさせないとの配慮から、最初の電話に関しては両相談所の担当者が電話を掛ける日時をそれぞれの都合を聞きながら調整することになります。最初の電話は、男性の方から掛けることになります。 ◆初回後は、各自の判断により節度を保ちながら連絡を取り合うことになります。  解説:デートの回数、デートの場所等の制限はございません。居住地間に隔たりがある場合には、お互いに行き来するための納得できるルールを決めて交際を進めて下さい。宿泊、旅行、性的行為の禁止事項に抵触しない限り常識の範囲内でのデートをお楽しみ下さい。 ◆交際を了承した後は、最低一回はデートをしなければなりません。お相手に対し大変失礼になりますので交際了承後に正当な理由もなく、一度の出会いもなく交際を中止するようなことはないようにしましょう。  解説:どんな理由があるにせよ。一旦、交際をする旨を伝えておきながら一回のデートもなく交際はやめますと言われたら、あなたは、どんな気持ちでしょうか。 「えっ、私の何がいけなかったの?」「一回のデートもするつもりがないなら、最初から交際をOKするな!」と、怒ったり、傷ついたりすると思います。やはり、最低一回はデートをするのがお相手への思いやりではないでしょうか。 ◆交際期間は原則90日(在日外国人の場合は60日)以内です。延長可。複数人と交際の場合の重複期間は、60日以内です。  解説:中には、本当に結婚をする意思があるのかないのか分からず、ただ、だらだらと交際をし続ける人がいるので、だらだら交際を防ぐためにも一応の目安としてお見合い後90日経った時点で、交際相手との結婚の意思を確認させていただきます。その時点で、更に真剣に交際の意思があり、まだはっきりと結婚を決めかねている場合には、交際を継続することができます。  滞在期限がまじかに迫っている在日外国人の場合には原則60日以内で結論を出していただくことになりますが、長期の滞在ビザや永住許可等で日本に住んでいて滞在期間にさほど制限のない在日外国人の場合には、日本人同士の場合と同様に更に真剣に交際の意思があり、まだはっきりと結婚を決めかねている場合には、交際を継続することができます。また、複数人と交際している場合には、最終的にお一人に絞っていただく必要がございますことから、交際の重複期間は60日以内としています。 ◆交際開始後の交際の中止または継続は担当者がお伝えします。  解説:これも上述の◆交際の申し込み、お断りは担当者がします。の所でご説明申し上げた通り、交際相手に気兼ねすることなく交際の中止または継続の可否を判断するために必要なことです。また、交際相手とのトラブルを回避するためのものです。  以上が、お見合い前、お見合い時、お見合い後のお見合いに係るマナーになります。理解しやすいように解説も加えましたが、ご納得いただけたでしょうか。  お見合いという経験は、そうそうあるものではないので戸惑うこともあるかもしれませんが、ここに挙げたお見合いのマナーは一般常識の範疇からでも十分理解できるものではないかと思います。  会員非会員に関わらず、これからお見合いの予定のある方は、お見合いへの心構えの持ち方がある程度は分かっていただけたのではないかなと思います。  お客様の喜びを自らの喜びとして結婚活動をサポートする宮城県仙台市の結婚相談所ラビング代表宮本昌俊でした。  最後までお読み頂き心より感謝を致します。ありがとうございました。


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